自分のやる事を、やりたい事を、生活(生活費)と結びつけてしまい、せっかくやりたい事が見つかってもそれで金を稼げなければやめてしまう、という悪い循環が続いたここ数年。
今回もまたその悪路に嵌まり込みそうになっているが、そもそもは、自分の安定しない体調の中で、それでもやり続けられる事を見つけるという、消極的だがそれでも希望と名付けざるを得ない物を求めている、求め続けているのだという事を、展示や通販など、表現を経済という路面に並べてみて初めてのように毎回気付くのだ。
そうして金になんか体調になんか負けてたまるかと歯を食いしばるのだが、つまりは今回も悠々自適に絵なんか描いていけないぞ、という現実が展示期間を僅かに残しながらもう眼前に立ち現れている。
物を作ることは少しも楽しくない。ひどく苦しい。それでもその先にしかない喜びの味を知ってしまっているから、やめることなど出来ない。
赤字にならなければいいな。
新しく作った冊子、もっともっと売れてくれるかと思っていた。
道のりは厳しい。
つまる所、自分が思うより自分には才能が無いのだ。